続落でスタート、米国株の大幅下落で

【寄り付き概況】

1日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比197円32銭安の2万7624円11銭。
前日の米株式市場は、NYダウは前日比550ドル安と大幅続落。利益確定売りが膨らむなかハイテク株や消費関連株が売られた。米国株は、最近の相場上昇をけん引していた消費関連やハイテク株を中心に幅広い銘柄に利益確定売りが出て、ダウ工業株30種平均は550ドル下落した。この流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。また、為替は1ドル=121円80銭前後と前日夕方に比べやや円安で推移している。
 
主要半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2%超下げており、東京市場でも値がさのアドテストや東エレクをはじめ幅広い銘柄に売りが出ている。
 
新運用年度入りに伴って、国内機関投資家から含み益のある株式を売却して利益を確保する益出しの売りが出やすいとの見方も相場の重荷になっている。
 
日銀が取引開始前に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス14と、市場予想(プラス12)を上回った。現時点で相場への影響は限られている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、1業種が高く、値上がりはその他製品のみ。値下がり上位に海運、紙パ、鉄鋼、金属、ゴム、輸送用機器など。
 
個別では、日産自や三菱自など自動車株の下げが目立つ。郵船や川崎汽、日本製鉄やJFEも売られている。
半面、米投資ファンドによる買収検討が伝わった東芝が高い。任天堂やコナミHDが堅調に推移している。

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