続落、米ナスダック安や円高警戒

4日午前の日経平均株価は続落し、前日比72円68銭安の1万9956円58銭で前場を終えた。前日に続き売り圧力の強い展開となった。
前日の米国株市場ではNYダウが8日続伸も上げ幅は縮小傾向で、ハイテク株に売りが続き、東エレクやアドテストなど国内の半導体関連株に売りが波及した。原油相場の下落を受けて鉱業株も安かった。
加えて為替が1ドル=110円近辺の動きで、足もとはドルがやや買い戻されてはいるものの円高に対する警戒感も拭えない状況だった。
 
トヨタとマツダが資本提携すると伝わり、自動車株には新技術開発に向けて事業再編が進むとの期待を誘った。マツダは一時6%近く上げた。
 
JPX日経インデックス400は反落、東証株価指数(TOPIX)は続落した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆0045億円、売買高は7億1074万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は963と全体の48%程度だった。値上がりは880、変わらずは173銘柄だった。
 
個別では、クボタやアサヒが買われ、古河電も高い。
ホシデンは大幅高、クボタも堅調。イマジカ・ロボット ホールディングスが値を飛ばし、イリソ電子工業も大きく買われた。スズキなど好業績の個別銘柄物色は引き続き旺盛で、相場を支えた。
一方、キリンHDなど決算をきっかけに売られた銘柄もあった。
東京エレクトロン、ディスコとコンコルディ、カルビーが下げた。三井不や中部電も売られた。エムアップが急落、日本ケミコンの下げもきつい。
 
東証2部株価指数は前日比32.97ポイント安の6264.64ポイントと続落した。
値上がり銘柄数は198、値下がり銘柄数は211となった。
 
個別では、川上塗料、日本精機、ヨネックス、伏木海陸運送が年初来安値を更新。
PALTEK、鈴与シンワート、日本タングステン、パスが売られた。
一方、サンユウがストップ高。プレミアムウォーターホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。
まんだらけ、エスビー食品、サンコーテクノ、安楽亭など12銘柄は年初来高値を更新。D.A.コンソーシアムホールディングス、ASTI、神鋼鋼線工業、ジー・スリーホールディングスが買われた。

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