続落、国内コロナ感染拡大に警戒

【寄り付き概況】

 
15日午前の東京株式市場は、外国為替市場での円高傾向や日経225先物の軟調を映して売りが先行している。日経平均株価は前日比69円17銭安の2万8539円32銭と続落して始まった。
 
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、NYダウが小幅ながら反発した一方、ナスダック総合指数はマイナス圏で引けた。発表された米経済指標などからインフレ圧力が一段と高まるなかも、注目されたパウエルFRB議長の議会証言では、インフレ圧力は一時的なものとし緩和的な金融政策の継続を示唆したことが市場センチメントにポジティブに働いた。
 
ただ、東京株式市場では、東京都で新型コロナウイルスの感染者数が1000人を超えたほか、新型コロナのインド型変異株であるデルタ株の広がりが警戒されており、全体相場の上値を重くしている。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=110円前後(14日は1ドル=110円50-51銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円22-26銭)で取引されている。
 

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