続落、北朝鮮巡る地政学リスクで買い手控え

【寄り付き概況】

9日の日経平均株価は、前日の終値と比べ67円05銭安の1万9928円96銭で売り優勢スタート。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに続落。
 
前日の米国株市場ではNYダウが11日ぶりに反落、ナスダック指数も軟調で、足もと外国為替市場でも円が買われておりリスク回避の流れにある。北朝鮮を巡る朝鮮半島情勢の緊迫化が重荷となった。
もっとも米国株の下げは小幅で、東京市場でも下値では日銀のETF買いが入るとの思惑から、押し目買いを誘導し下値は浅いとの見方もある。市場参加者不足から全体売買代金は盛り上がりを欠きそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く、値上がりは非鉄、医薬品、食料品、小売、不動産。値下がりで目立つのは空運、鉱業、金属製品など。
 
個別では、東エレク、クボタ、ダイキン、トヨタは軟調展開。SUMCOが急落し、オリンパスは大幅安。ルックが反落し、信越化も安い。任天堂、ソフトバンクG、KDDIが売られ、ファーストリテ、三菱UFJ、東京海上は小幅安。
半面、キヤノンが買われ、ソニー、SMCは強含み。ヤマハ発、住友鉱が上伸し、三菱マ、KLabが急伸し、大塚HDは反発した。
 
外資系等は、SUMCO(3436)、ロート(4527)、リョービ(5851)、荏原(6361)、ダイキン(6367)、ケーズ(8282)、アイフル(8515)、アコム(8572)、ライト工(1926)、アマノ(6436)、安川(6506)、USS(4732)、楽天(4755)、NTT(9432)、JUKI(6440)、忠(8001)、コムシス(1721)、ポーラ(4927)、Jパワー(9513)、スクリン(7735)に注目。
 
225先物はアムロ・パリバ・日興・楽天が買い越し。
SBI・みずほ・クレディ・野村・ドイツ・JP・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はGS・モルスタ・メリル・大和・シティ・モルスタが買い越し。
みずほ・JP・クレディ・ドイツが売り越し。
 
テクニカル的に、はライト工(1926)、ティア(2485)、不二油(2607)、トレァク(3093〉、ムゲン(3299)、カーバイド(4064)、ニチバン(4218〉、CE(4320)、ペプチド(4587)、アルプス技研(4641)、サイボウズ(4776)、ニッカトー(5367)、アーレスティ(5852)、エアーテック(6291〉、オカタアイヨン(6294〉、荏原(6361)、油研工(6393)、ワコム(6727)、コジマ(7513)、ノーリツ鋼(7744)、ナカバヤシ(7987)、カメイ(8037)、OUG(8041)、菱洋エレ(8068)、三益半(8155)、百五(8368)、ソニーF(8729)、日新(9066)、スクエニ(9684)、バイテック〈9957)が動兆。
 

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