24日の日経平均株価は、前日比250円20銭安の2万2439円54銭と大幅に3日続落して前場の取引を終了した。
前日までの弱い地合いが続き、売りが先行した。
日経平均は一時約300円の下げとなり、2万2400円台を下回る場面があった。米朝首脳会談中止の可能性も意識されるなか、トランプ米政権が安全保障を理由に自動車と自動車部品に追加関税を課す輸入制限の検討に入る姿勢を示し、自動車株に売りが出た。為替相場が円高・ドル安方向に振れたこともあり、輸出株全般に売りが広がった。
日経平均が下値のメドとみられた2万2500円や25日移動平均(23日時点で2万2480円)を下回ったことも、損失限定目的の売りを誘った。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。日経平均が下値のメ
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2485億円、売買高は7億5982万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1536と、全体の7割強を占めた。値上がりは446、変わらずは96だった。
個別では、トヨタ自動車、ホンダ、マツダなど自動車株が安く、ソフトバンクグループも軟調。日東電や三菱電も売られた。ソニー、武田薬品工業なども安い。新川、日本ペイントホールディングスが急落したほか、日本トムソンなども売り込まれた。円高・ユーロ安を嫌ってDMG森精機やキヤノンが軟調だった。
半面、大塚HDやアステラスなどの医薬品が買われた。資生堂、花王などが頑強な値動きをみせ、コーセーも買われた。ソルクシーズが値を飛ばし、GMOインターネット、LIFULLが物色人気。セイノーホールディングスも大きく上昇した。
東証2部株価指数は前日比32.89ポイント安の7353.19ポイントと6日ぶり反落した。
出来高7768万株。値上がり銘柄数は141、値下がり銘柄数は267となった。
個別では、第一稀元素化学工業、本州化学工業、ニチリン、ジオスター、ゼニス羽田ホールディングスなど14銘柄が年初来安値を更新。フライトホールディングス、日本モーゲージサービス、アピックヤマダ、川上塗料、児玉化学工業が売られた。
一方、北海道コカ・コーラボトリング、セイヒョー、川本産業、古林紙工、相模ゴム工業など12銘柄が年初来高値を更新。ヨネックス、青山財産ネットワークス、プレミアムウォーターホールディングス、倉庫精練、ファインシンター、パスが買われた。
