ダウは18日までの10営業日で下げ幅が2600ドルを超えた。安値拾いの買いも膨らみ上げ幅は一時800ドルを上回った。
ただ、米議会の予算審議難航に伴う政府機関の一部が閉鎖となるリスクがくすぶる中、ダウの勢いは後半に失速した。
ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発した。前日比199.829ポイント(1.03%)高の1万9572.597(速報値)で終えた。アルファベットが上げた。一方、テスラは下げて終えた。
S&P500 5930.85 ( +63.77 )
NASDAQ 19572.60 ( +199.83 )
米10年債利回り 4.526 ( -0.049 )
NY(WTI)原油 69.46 ( +0.08 )
NY金 2645.1 ( +37.0 )
VIX指数 18.36 ( -5.73 )
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
20日の英FTSE100種総合株価指数は続落し、前日比20.71ポイント(0.25%)安の8084.61で終えた。11月15日以来、およそ1カ月ぶりの安値となる。トランプ次期米大統領によるSNSへの書き込みをきっかけに、次期米政権下での関税強化が改めて警戒された。ドイツやフランスの株式相場が下げ、英国株にも売りが優勢となった。
FTSEの構成銘柄では、水道大手セバーントレントが2.25%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションが2.16%安、保険会社ヒスコックスが1.99%安と下落。半面、小売り大手フレイザーズ・グループは2.79%高、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールは2.17%高、有害生物管理会社レントキル・イニシャルは2.04%高と買われた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
20日のドイツ株価指数(DAX)は6日続落した。前日比85.11ポイント(0.42%)安の1万9884.75と3週間ぶりの安値で終えた。次期米政権による通商政策への懸念が、投資家心理を冷やした。20日の米株式市場で主要な株価指数が上げ幅を広げると、DAXは下げ幅を縮小した。
トランプ次期米大統領がSNSへの投稿で、欧州連合(EU)は米国から大量に石油やガスを買うことで米国の対EU貿易赤字を埋めなければならず、さもなければEU産品に関税を課すとの考えを示した。
個別では、コメルツ銀行が2.09%安、ドイツ銀行が2.04%安、ミュンヘン再保険が1.59%安と値下がりした一方、不動産大手ボノビアは2.19%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は1.69%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーは1.40%高となった。
■フランス・パリ株価指数
フランスで株価指数CAC40は続落し、前日比0.27%安で終えた。
