14日の日経平均株価は続伸後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6600円-2万7100円を想定。
NYダウ平均は344ドル高の34564ドルで取引を終えた。米主要3指数は終盤にかけて上げ幅を広げる強い動き。きのうの日経平均株価は米株先物の上昇を横目で見ながら大幅高となったが、この反応であればもう一段の上昇余地はあるだろう。
きのうの強い動きや、米国株の反発もあり、買い優勢スタートが見込まれる。
好地合いの中では円安進行もポジティブに捉えられやすく、全体の底上げが進むと予想する。2万7000円近辺では戻り売りも出るとは思われるが、一方で売り方の買い戻しも入るであろうから、終日しっかりとした動きが続くだろう。
ただ、現地15日はグッドフライデー(聖金曜日)で、欧米の主要株式市場が休場となることから、海外投資家による積極的な売買は期待しづらく、模様眺めムードが広がる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=125円台の半ば(13日は126円05-06銭)と円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の半ば(同136円62-66銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比70円高の2万6950円だった。
【好材料銘柄】
■インターライフホールディングス <1418>
今期経常は2.7倍増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の20.08%にあたる401万7200株(金額で7億2711万3200円)を上限に、4月14日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■アダストリア <2685>
今期経常は22%増益へ。また、26年2月期に売上高2800億円(22年2月期は2015億円)、営業利益率8%(同3.3%)を目指す中期経営計画を策定。
■エルテス <3967>
今期経常は91%増で3期ぶり最高益更新へ。
■ラクオリア創薬 <4579>
胃食道逆流症治療薬「tegoprazan」が中国で製造販売承認。導出先の韓国HKイノエン社から開発マイルストーン1億円を受領する。
■ネクスグループ <6634>
12-2月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■オオバ <9765>
今期経常を7%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.30%にあたる21万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
■コシダカホールディングス <2157>
今期経常を21%上方修正。
■Shinwa Wise Holdings <2437>
非開示だった今期経常は2.1倍増益へ。
■ロック・フィールド <2910>
今期配当を20円増額修正。
■カワサキ <3045>
今期最終を一転73%増益に上方修正・15期ぶり最高益、配当も10円増額。
■ROBOT PAYMENT <4374>
JCBと請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」の販売パートナー契約を締結。
■JTOWER <4485>
台湾・フォックスコンと5Gミリ波に対応した共用無線機の開発に関する契約を締結。22年度後半の商用化を目指す。
■チヨダ <8185>
今期経常は黒字浮上、2円減配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
14(木)
20年国債入札
《決算発表》
ファーストリテイ、ベイカレント、良品計画、ウエストHD、ディップ、松竹、クリレスHD、アークス、ベルク、S Foods、パソナG、IDOM、ドトル日レス、リンガハット、ベクトル、TKP、日本国土、松屋、ダイト、ヨンドシーHD、メディアドゥ、SFP、三栄建築、古野電、ビザスク、北の達人、わらべや、バロック、MrMaxHD、Enjin、UUUM、大庄、RPA、グッドパチ、Gunosy、霞ヶ関キャ、サーバーワクス、テラスカイ、バリュエンスH、串カツ田中、ココナラ、佐鳥電機、アオキスーパー、アスタリスク、ウォンテッドリ、ティアンドエス、住江織、ヨシムラフード、サイエンスアーツ、ユーピーアール、ロコンド、シンメンテHD、サインポスト、タキヒヨー、天満屋ス、AFC-HD、Bエンジニア、メタリアル、Jフロンティア
【海外】
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
米3月小売売上高(21:30)
《米決算発表》
ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルス・グループ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
