11日の日経平均株価は続伸後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万4900円-2万5300円。
10日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比262ドル高で終えた。製薬大手の米ファイザーと独ビオンテックが開発中のコロナワクチンが早期に普及するとの期待から、石油株や機械株に買いが入った。この流れを受け、東京株式市場でも経済動向に左右されやすい景気敏感株やバリュー(割安)株が買われそうだ。
ナスダック総合指数は続落しており、引き続き、巣ごもり関連として物色された新興市場の銘柄は、さえない動きを強いられる場面もありそう。
きのう10日の日経平均株価は、買い先行後、急速に伸び悩んだが、6日続伸して取引を終えた。短期的な過熱感が警戒されるものの、割安に放置されていた銘柄への見直し買いを中心に堅調な展開が見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の前半(10日終値は105円04-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の前半(同124円12-16銭)とやや円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比275円高の2万5225円だった。
日程面では、10月のマネーストック。海外では、中国「独身の日」でネット通販の大規模セール。米国ではベテランズ・デーの休日で債券・外国為替市場が休場。
【好材料銘柄】
■ディー・エヌ・エー <2432>
上期税引き前が3.5倍増益で着地・7-9月期も3.2倍増益。
■アイケイ <2722>
上期経常を79%上方修正、通期も増額。
■物語コーポレーション <3097>
7-9月期(1Q)経常は81%増益で着地。
■川本産業 <3604>
今期経常を62%上方修正・11期ぶり最高益、配当も4円増額。
■マツオカコーポレーション <3611>
今期経常を一転39%増益に上方修正。
■イノベーション <3970>
上期経常が3.7倍増益で着地・7-9月期も5.3倍増益。
■テモナ <3985>
今期経常は2倍増で3期ぶり最高益更新へ。
■ティアンドエス <4055>
11月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■レオン自動機 <6272>
今期経常を81%上方修正、配当も4円増額。
■アネスト岩田 <6381>
今期経常を3.8倍上方修正、配当も4円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる76万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。
■日本電波工業 <6779>
非開示だった今期最終は黒字浮上へ。
■カシオ計算機 <6952>
今期経常を80%上方修正。
■学究社 <9769>
非開示だった今期経常は6%増で2期連続最高益、未定だった配当は5円増配。
■データセクション <3905>
南米小売大手ファラベラへ店舗分析ツール「FollowUP」を提供。
■JTOWER <4485>
今期最終を4.8倍上方修正。
■リゾートトラスト <4681>
今期経常を一転4%増益に上方修正、配当も5円増額。
■太平洋セメント <5233>
今期経常を一転4%増益に上方修正。
■三櫻工業 <6584>
今期経常を一転黒字に上方修正、未定だった配当は10円減配。
■関西みらいフィナンシャルグループ <7321>
りそなホールディングス <8308> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと正式発表。TOB価格は1株500円で10日終値を3%上回る水準。
【主な経済指標・スケジュール】
11(水)
【国内】
10月マネーストック(8:50)
10月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
菱地所、大和ハウス、東芝、ENEOS、GMOPG、電通G、大成建、ハーモニック、三井化学、凸版印、サンドラッグ、コンコルディア、三菱Uリース、京急、フリー、THK、クラレ、アマダ、NIPPO、GMO、協エクシオ、応化工、大王紙、森永乳、AIinside、アリアケ、森永菓、NOK、ミツコシイセタン、近鉄エクス、前田道、アイフル、M&Aキャピ、前田建、東京精、バローHD、タクマ、GMOGSHD、エスケー化研、サンアスタリスク、そーせい、ライフネット、GMO-FG、ACSL、アクトコール、サイババズ、ソフトマックス、リビン保証、ZUU、あん保証、HMT、テノ、イーエムネットJ、ブティックス、イントランス、インフォネット
【海外】
中国の大型通販セール「独身の日」
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
