続伸後、もみ合い展開か

8日の日経平均株価は続伸後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万9500円-1万9800円。
7日の堅調な地合いや、現地7日の欧米株式が上昇した動きなどから、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、買い材料に乏しく、週末を控えたポジション調整の売りも想定されるなか、積極的に上値を追う動きは限られそう。海外市場の反応を見極めたいとの姿勢が広がりやすく、前日比で130円ほど高い1万9800円近辺では戻り売り圧力が強まるとの見方が多い。
また、5月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数値)算出日にあたることから、市場推定のSQ値を意識する場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(7日終値は106円35-36銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=115円台の前半(同114円84-88銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比75円高の1万9775円だった。
 

日程面では、きょうは3月の家計調査、3月の毎月勤労統計調査、10年物価連動国債の入札など。日本製鉄や三菱商、伊藤忠、帝人、野村などが決算を発表する。
海外では4月の米雇用統計のほか3月の米卸売在庫・売上高など。英国市場は休場となる。

 
【好材料銘柄】
 
■ロコンド<3558>
EC事業を展開するFashionwalkerの全株式をワールド <3612> から取得し子会社化する。
 
■国際チャート<3956>
今期経常は8%増益、前期配当を1円増額・今期も4円継続へ。
 
■EduLab<4427>
上期経常を5.6倍上方修正。
 
■扶桑薬品工業<4538>
前期経常を77%上方修正。
 
■ファンケル<4921>
今期経常は2%増で3期連続最高益更新へ。
 
■シグマクシス<6088>
前期経常は64%増で3期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は62%増益、今期業績は非開示、前期配当を2円増額・今期も22円継続へ。
 
■フェニックスバイオ<6190>
経済産業省に採択された「脂質代謝研究素材として高脂質代謝機能と高利便性を備えるヒト肝細胞の開発」の成果が論文化。PXBマウスから採取したヒト肝細胞が脂質代謝領域の研究開発でも有用であることを確認。
 
■蛇の目ミシン工業<6445>
前期経常を67%上方修正。
 
■岩崎電気<6924>
前期経常を41%上方修正。
 
■AmidAホールディングス<7671>
7-3月期(3Q累計)経常は55%増益・通期計画を超過。
 
■重松製作所 <7980>
前期経常を28%上方修正。
 
■テクマトリックス<3762>
子会社NOBORIがエムスリー <2413> と業務提携し、医用画像診断支援AIプラットフォーム事業を開始する。
 
■リボミック<4591>
米国で進めている「RBM-007」第2相臨床試験の新規患者登録を再開。新型コロナウイルスの流行を受けて一時的に中断していた。
 
■トランザクション<7818>
除菌アルコールスプレー(販売予定数100万本)とフェイスシールド(15万個入荷)の取り扱いを開始。
 
■日本マクドナルドホールディングス<2702>
4月既存店売上高は前年同月比6.5%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
8(金)
【国内】
オプションSQ
3月毎月勤労統計調査(8:30)
3月家計調査(8:30)
10年物価連動国債
《決算発表》
HOYA、三菱商、伊藤忠、野村HD、住友商、パンパシHD、サントリーBF、日本製鉄、参天薬、住友鉱、大和証G、ライオン、ミネベアミツミ、京阪HD、リコー、カプコン、SUMCO、リンナイ、空港ビル、セブン銀行、帝人、東建物、日触媒、SANKYO、オリコ、全国保証、伊藤米久、リンテック、芙蓉リース、ココカラファイン、パイロット、サッポロHD、ミライトHD、NSD、ナカニシ、TOKAI HD、東亜合成、太陽HD、扶桑化学、オートバクス、トーカイ、マンダム、三洋化、長谷川香、北国銀、椿本チ、大垣銀、リコーリース、兼松、デジアーツ、いなげや、ニチイ学館、EIZO、イエローハット、ニチハ、コムチュア、JAM、ザ・パック、JCU、トーカロ、ホシデン、アルプスアル
 
【海外】
米4月雇用統計(21:30)
休場:英国
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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