20日の日経平均株価は続伸後、もみ合いか展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6800円－2万7300円を想定。
NYダウ平均は499ドル高の34911ドルと値幅を伴った上げとなった。
日経平均株価は、きのう19日に3日ぶり反発した動きや、現地19日の米国株式も反発したことから、買い優勢のスタートとなりそう。
ただ、手がかり材料に乏しいなか、直近で上値を抑える格好となっていた25日移動平均線（19日時点で2万7224円）が意識されるとみられ、上値が重くなる場面も想定される。
また、引け後に決算を発表したネットフリックスが時間外で急落している。そのため、初動からやや動きが甘くなる、もしくは大幅高スタートから値を消すといった展開は想定しておく必要がある。国内は決算発表待ちで薄商いが予想されることや、ドル円の振れ幅が大きくなっていることなどから、場中の値動きは荒くなりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝129円台の前半（19日は128円06－08銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝139円台の前半（同138円32－36銭）と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比210円高の2万7260円だった。
【好材料銘柄】
■塩水港精糖 <2112>
前期経常を74％上方修正。
■リボミック <4591>
軟骨無形成症治療薬「RBM-007」の国内前期第2相試験に向けた観察試験の治験計画届書を提出。
■セルソース <4880>
エクソソーム化粧品原料「セルソースExosome」を開発。また、YouTuberのヒカル氏と共同開発した高機能美容クリーム「リザードビューティ クリーム」を発売。
■住友大阪セメント <5232>
シティインデックスイレブンスが19日付で財務省に提出した大量保有報告書によれば、シティインデックスイレブンスの同社株式保有比率は5.08％となり、新たに5％を超えたことが判明した。
■フロンティアインターナショナル <7050>
未定だった今期配当は66円増配。
■イーレックス <9517>
前期経常を12％上方修正。
■クロスキャット <2307>
アドバンテッジリスクマネジメント <8769> に保険代理店向けDXソリューション「BizWise」を導入。基幹システム刷新を支援。
■アドヴァングループ <7463>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.5％にあたる220万株(金額で17億3580万円)を上限に、4月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■エコス <7520>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.64％にあたる30万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月25日から23年4月24日まで。
■ジャックス <8584>
前期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。25年3月期に経常利益365億円(22年3月期計画は267億円)を目指す中期経営計画を策定。
■GRCS <9250>
ユービーセキュアとサイバーセキュリティリスク管理クラウドサービス「CSIRT MT.mss」の販売代理店契約を締結。GRCSの「CSIRT MT.mss」とユービーセキュアが販売するクラウド型脆弱性管理ソリューション「Tenable.io」を連携させて提供する。
【主な経済指標・スケジュール】
20（水）
3月貿易収支（8:50）
3月訪日外客数（16:15）
【海外】
米3月中古住宅販売（23:00）
ベージュブック（米地区連銀経済報告）
米20年国債入札
G20財務相・中央銀行総裁会議（ワシントン）
《米決算発表》
P＆G、テスラ、アボット・ラボラトリーズ、CSX
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
