12日の日経平均株価は続伸か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1400円-2万1700円。
11日のNYダウ工業株30種平均は6日続伸し、前日比227ドル（0.84%）高の2万7137ドルで取引を終えたことを受け、日本株にも好感した買いが先行する公算が大きいだろう。ただ、日経平均は11日までに7日続伸して1000円近く上昇しており、短期的な過熱感も意識され買い一巡後は利益確定売りに押されることも想定され、注意したい。
市場では7月の高値（2万1756円）が上値メドとして意識されるとの見方があった。
為替相場は、ドル・円が１ドル＝107円台の後半（11日終値は107円80-81銭）、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の後半（同118円9４-98銭）と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比105円高の2万1665円だった。
個別では、ZOZOに注目。12日の日本経済新聞電子版は、「ヤフーがTOB（株式公開買い付け）を実施し、子会社化を目指す」と報じた。ZOZOの前沢友作社長もTOBに賛同して、経営から身を引くもようといい、同社株には買収期待を背景とした買いが優勢となりそうだ。
国内では、内閣府が寄り付き前に7月の機械受注統計を発表する。また、ゲーム見本市「東京ゲームショウ」が開幕する。今回は次世代通信規格「5G」がテーマで、NTTドコモなども出展する。福証Qボードにピー・ビーシステムズが新規上場する。
海外では、日本時間夜に米労働省が8月の消費者物価指数（CPI）を発表する。韓国市場は休場となる。
【好材料銘柄】
■Ｈａｍｅｅ <3134>
5-7月期(1Q)経常は67％増益で着地。
■アゼアス <3161>
5-7月期(1Q)経常は3倍増益で着地。
■菊池製作所 <3444>
5-7月期(1Q)営業は黒字浮上で着地。
■リプロセル <4978>
上海拜力生物科技と中国における販売業務提携を開始。
■ロゼッタ <6182>
飛島建設 <1805> と建設業向け多機能ハンズフリーシステムの共同開発を開始。
■テンポスホールディングス <2751>
5-7月期(1Q)経常は20％増益で着地。
■ＤＤホールディングス <3073>
8月既存店売上高は前年同月比2.8％増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■日東製網 <3524>
5-7月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■ピーバンドットコム <3559>
ネオス <3627> 子会社のジェネシスホールディングスと業務提携。電子機器の試作から完成品まで一括で請け負うEMS事業を共同で展開。
■リスクモンスター <3768>
発行済み株式数の1.27％にあたる5万株の自社株を消却する。消却予定日は9月30日。
■ハウテレビジョン <7064>
20年1月期第2四半期累計(2-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比89.5％増の7200万円に拡大し、通期計画の9200万円に対する進捗率は78.3％に達し、さらに前年同期の55.1％も上回った。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
12（木）
8月企業物価指数（8:50）
7月機械受注（8:50）
8月都心オフィス空室率（11:00）
7月第3次産業活動指数（13:30）
東京ゲームショウ2019（～9/15）
《決算発表》
神戸物産、アスクル、ステムリム、鎌倉新書、ブラス、ラクスル、プロレド、サトウ食品、ミサワ、トーエル、稲葉製作、シーアールイー、Ｊ．Ｓ．Ｂ．、ＪＰＮミート、ネオジャパン、はてな、ＳＫＩＹＡＫＩ、ＶＡＬＵＥＮＥＸ、石井表記、アイモバイル、ベストワン、トランザス、三井ハイテ、フロンティアＩ、オーエムツー、サンオータス、小林産、原弘産、シルバーライフ、日本テレホン、きんえい
【海外】
ECB定例理事会（ドラギ総裁記者会見）
米8月消費者物価指数（21:30）
米8月財政収支（9/13 3:00）
休場：韓国
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
