続伸スタート短期筋など買い戻し続く

【寄り付き概況】

8日の日経平均株価は、前日比97円58銭高の1万9047円76銭と4日続伸してスタートした。きのう7日、取引終了前に上げ幅を拡大した強い地合いが継続し、買いが優勢となったようだ
 
ただ、前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数などが、終盤失速し小幅ながら軟調で引けたことで投資マインドを冷やしており、上値も重そうだ。緊急事態宣言が発令されたことで、個人消費など経済実勢への影響なども改めて意識され、内需消費関連の一角に売り圧力が及ぶ可能性がある。
 
巣ごもり関連、オンライン診療、マスク、食品、ゲーム関連など、個別に循環物色する動きが出るとの見方も出ている。
 
業種別では、パルプ・紙、保険、電気・ガスなどが高い。半面、鉱業、鉄鋼、不動産、小売などは軟調。
 
 
個別では、トヨタ、ホンダの自動車株や東エレク、信越化の半導体関連株の一角が買われ、コマツ、日立建機やJAL、ANAの航空株もしっかり。また、大和証G、野村の証券株や東京海上、第一生命の保険株が堅調で、富士フイルム、デンカ、ファーストリテも値を上げている。
 
半面、三菱UFJ、三井住友のメガバンク株や、ソニー、ソフトバンクGが値を消し、日本製鉄、JFEや武田、アステラス薬の薬品株も軟調。また、富士通、NEC任天堂も値を下げている。

 
テクニカル的には日本アクア(1429)、わらべや(2918)、神戸物産(3038)、日東紡(3110)、IIJ(3774)、理ビタ(4526)、CTC(4739)、北興化(4992)、ニチレキ(5011)、TAKARA&C(7921)、スマートバリュ(9417)、東邦ガス(9533)が動兆。
 
人気は日エアー(6191)、トーセイ(8923)、テクノホラ(6629)、エスプール(2471)、サン電子(6736)、農総研(3541)、システム情報(3677)、科研(4521)、荏原実(6328)、eBASE(3835)、マナック(4364)、ギグワークス(2375)、RSTech(3445)、TKP(3479)、内田洋行(8057)。
 

 

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