【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比2円23銭(0.01%)高い3万2941円41銭。その後上げ幅を拡大し、取引時間中として8月2日以来、約1カ月ぶりに3万3000円台に乗せる場面があった。
前日の米国株市場がレーバーデーの祝日で休場だったことから目先手掛かり材料難が意識される場面だが、欧州株市場は主要国の株価指数が総じて軟調だったことで東京株式市場でも積極的な買いが入りにくい局面にある。
今週末にメジャーSQ算出を控え、先物主導で不安定な値動きとなることも予想される。
取引時間中は米株価指数先物の値動きや、中国、香港をはじめとするアジア株市場の動向にも左右されそうだ。
外国為替市場で円相場が1ドル=146円台と前日に比べてやや円安・ドル高に傾いていることを手がかりに、海外投資家を中心に主力株に買いが入っている。
東証株価指数(TOPIX)も一進一退。
個別では、板硝子やエムスリーが高い。住友不、三井不も買われている。一方、JFEが急落。神戸鋼、日本製鉄にも売りが波及している。
