続伸スタート、NYダウ平均の上昇を受け

【寄り付き概況】

 
27日午前の日経平均株価は、前営業日比84円50銭高の3万3710円03銭で始まった。

東証株価指数(TOPIX)は、4.37ポイント高の2395.31で始まった。
 
前週末の欧州株市場がほぼ全面高様相となったほか、米国株市場でもNYダウが続伸し8月上旬以来の株価水準に浮上したことで、リスク選好の地合いが続いている。日経平均が終値で7月3日につけた年初来高値を上回れば33年8カ月ぶりの高値となり、バブル崩壊後の高値更新となる。米金融引き締めが最終局面に到達したとの見方が、強気筋の拠りどころとなっている。
 
ただ、日米ともに足もとで急ピッチな上昇の反動も意識されるタイミングにあり、日経平均の3万3000円台後半は目先筋の利益確定売りで引き続き上値が重い可能性もある。
 
岸田文雄内閣の支持率は30%で2021年10月の政権発足後、最低を記録した。10月の前回調査から3ポイント低下し、内閣を「支持しない」は3ポイント上昇し62%となった。現時点では日経平均は上値追いの展開となっているが、市場では「政権の安定感に期待していた海外勢の一部は日本株を手掛けづらくなるかもしれない」との声が聞かれた。
 
 
個別では、ファストリやファナック、花王が上げた。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やトヨタ、三井物は下げた。
 
 
 
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