続伸スタート、11月の米CPI受け

【寄り付き概況】

 

 

14日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比50円18銭高の2万8005円03銭だった。東証株価指数(TOPIX)は、0.82ポイント高の1966.50で始まった。

前日の米株式市場は、NYダウは103ドル高だった。米11月消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.1%上昇と10月の7.7%から低下しインフレ懸念の後退を裏付ける内容だった。ただ、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に売りに押される場面もあった。

これを受けた、東京株式市場で日経平均株価は上昇してスタートした。為替は1ドル=135円50銭前後と前日夕方に比べ大幅な円高で推移している。国内の輸出関連株の買いにくさにつながっている。

寄り付き時点で業種別では33業種中、20業種が高く、値上がりは鉱業、サービス、石油、精密機器など。値下がり上位に保険、空運、ゴム、電力・ガスなど。

日銀が取引開始前に発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前回9月調査から1ポイント悪化し、プラス7となった。市場予想(プラス6)を上回ったものの、市場の関心が米国の金融政策動向に向いているため、相場への影響は限定的だ。

個別では、東エレク、信越化、リクルートが高い。半面、KDDI、東京海上、トヨタが下げている。

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