続伸スタート、英仏株高が手がかり

【寄り付き概況】

 
5日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比232円42銭高の2万6386円23銭だった。東証株価指数(TOPIX)は、12.38ポイント高の1882.09で始まった。
 
前日の米国株市場が独立記念日の祝日に伴い休場だったことで、きょうの東京市場は目先手掛かり材料難が意識されやすい。ただ、前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だったこともあり、売り買いともに一方向には傾きにくい。
貿易収支が赤字だったことを受けドイツの主要株指数は下落したものの下落率は0.3%にとどまっており、リスク回避ムードには乏しい。日経平均は2万6000円台を下回る水準では押し目買いニーズの強さが確認されており、それを拠りどころに2万6000円台前半は下値抵抗力を発揮しそうだ。足もとは様子見ムードで取引時間中は米株価指数先物の値動きなどに左右されやすい。
 
米ブルームバーグ通信は「バイデン米大統領は早ければ週内にも、中国の消費財に対する関税の一部適用除外を発表する可能性がある」と伝えた。市場では「関税除外によって、米国のインフレ沈静化にどの程度影響があるかは不透明で、現時点では材料視しにくい」との声があった。
 
個別では、傘下インターネット銀行の上場申請を発表した楽天グループが高い。6月の「ユニクロ」国内既存店(直営店、EC含む)売上高が前年同月比10.2%減ったファストリも上昇している。エムスリー、テルモ、KDDIも高い。
一方、三井不、大塚HD、ヤマトHD、大ガス、セブン&アイは下げている。

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