続伸スタート、米株高追い風

【寄り付き概況】

14日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比312円82銭高の3万3331円47銭。

前日の欧米株高を受け、日経平均は上値追いが続いている。前日の米国株市場では注目された5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示す内容だったことから、市場のセンチメントが強気に傾き、NYダウなど主要株価指数が揃って上昇した。ナスダック総合株価指数は連日で新高値をつけており、東京株式市場でもハイテクセクター中心に買い意欲が旺盛だ。

外国為替市場で円安が進行していることも追い風材料となる。今週末に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、日銀による政策変更の可能性は低いとの見方が強く、投資家の強気心理を後押ししている。

ただ、米株式相場が上昇した一方、インフレ圧力は根強いとの見方から米長期金利は上昇(債券価格は下落)。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いを促したことで、日本株にとっては米株高・円安の追い風が強まった。半面、節目の3万3500円に接近する場面では利益確定の売りも出ている。

東証株価指数(TOPIX)は上昇している。

個別では、ファストリが株式分割考慮後の上場来高値を更新した。ソフトバンクグループ(SBG)やファナック、トヨタが高い。
一方、エーザイや第一三共、スクリンが安い。アドテストは朝高後、一時下落に転じた。

 

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