【寄り付き概況】
11日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比186円65銭高の2万6362円21銭。
前日の欧州株市場は主要国の株価指数が総じて軟調な動きとなったが、米国では根強い買いが全体指数を押し上げ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。パウエルFRB議長の講演では今後の金融政策についてタカ派的な発言がみられなかったことで安心感が広がった。
東京株式市場でも堅調な米国株市場を引き継ぎ買い先行となっているが、12日に発表が予定される12月の米消費者物価指数(CPI)を控え、様子見ムードも拭えない。米株価指数先物の動きなどを横目に、買い一巡後は伸び悩む可能性もあるだろう。
東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
個別では、前日に3~11月期決算を発表した安川電が大幅高。ファナックやHOYAなども高い。半面、資生堂が安く、Jフロントや三越伊勢丹の百貨店株もさえない。
