【寄り付き概況】
23日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比58円35銭高の3万6605円30銭。
前日の欧州株市場では、ドイツやフランスなど主要国の株価指数が総じて堅調に推移したほか、米国株市場でも最高値街道を走るNYダウがフシ目の3万8000ドルを突破、S&P500指数も連日の最高値更新と強調展開を継続している。
東京株式市場でも欧米株高は追い風となるものの、日経平均は前日まで直近2営業日で1000円を超える上昇をみせていることもあり、目先利益確定の売り圧力が意識されやすい。きょうは日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、現状維持(マイナス金利解除見送り)が予想され全体相場はこれを織り込んだ状態にある。
一方、引け後の植田日銀総裁の記者会見にマーケットの関心が向いており、取引時間中は積極的に上値を買い進む展開となりにくい面もあるだろう。
このところ日本株全体の動向を左右している半導体大手のエヌビディアは連日で最高値を更新し、23日の東京株式市場でも東エレクやアドテストなど半導体関連株が買われ、日経平均を押し上げている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファストリや京セラ、ダイキン、TDKが高い。トヨタやデンソー、安川電が上昇している。一方、KDDIが安い。川崎汽や商船三井が下落している。
