【寄り付き概況】
24日前場寄り付きの日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比100円06銭高の2万2725円44銭だった。23日に付けた年初来高値(2万2625円)を上回っている。
米企業業績に対する過度な警戒感が和らぎ23日のNYダウ工業株30種平均が上昇し、投資家心理が強気に傾いている。外国為替市場で円安・ドル高が進み、機械や自動車などの輸出関連銘柄に買いが先行している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
米株高などを背景に海外短期筋などから株価指数先物に買いが先行し、東エレクやファナックなどの値がさ株に買いが入っている。米建機大手キャタピラーが23日の決算説明会で中国販売が底入れするとの見通しを示した。東京株式市場でもコマツや日立建機など機械株を中心に買いが優勢になり、相場を支えている。
ただ、ペンス米副大統領が24日、米中政策について演説する予定にあり、この内容を確認したいとの思惑を背景として積極的に上値を追う動きには発展しにくいとの見方もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、証券、繊維を除き高く、値上がり上位に鉱業、ゴム製品、金属製品、医薬品、石油など。
個別では、22日にアルツハイマー型認知症治療薬の米国での承認申請をする方針を発表し前日に制限値幅の上限(ストップ高水準)を付けたエーザイに買いが続いている。東エレク、SUMCO、HOYAが上伸し、任天堂は高く、ソニーが堅い。トヨタは強含んでいる。NTNや第一三共、ブリヂストン、三井住友、三菱UFJが値を上げ、野村は小高い。ファーストリテが堅調。コマツ、三菱商が大幅高となっている。楽天や三井E&Sも上げている。
半面、ソフトバンクGが大幅に続落し、SBIは下押している。高寄りした日本電産が値を消し、アドバンテス、村田製、東レ、高島屋が売られている。
テクニカル的には、世紀東急(1898)、グリコ(2206)、不二家(2211)、不二製油(2607)、JT(2914)、JINS(3046)、アルファ(3434)、Fブラザーズ(3454)、テクマト(3762)、DS(3925)、イビデン(4062)、積水化(4204)、旭有機材(4216)、カーリット(4275)、アルテリア(4423)、科研(4521)、日ケミファ(4539)、沢井製薬(4555)、TOTO(5332)、三菱マテ(5711)、ニッパツ(5991)、ウィル(6089)、ネットマ(6175)、インソース(6200)、イワキポンプ(6237)、北越工(6364)、タダノ(6395)、ジェイテクト(6473)、THK(6481)、デンヨー(6517)、日電産(6594)、イリソ電(6908)、双信電(6938)、プレミア(7199)、Gセブン(7508)、ネットワン(7518)、A&D(7745)、大研医器(7775)、大日印(7775)、大日印(7912)、スターゼン(8043)、神鋼商(8075)、新光商(8141)、上新電(8173)、島忠(8184)、千葉銀(8331)、京葉銀(8544)、アコム(8572)、三菱Uリ(8593)、Eギャラ(8771)、カチタス(8919)、東武(9001)、JR西(9022)、JR九州(9142)、太田昭和(9658)、イエロハ(9882)、サガミ(9900)、因幡電産(9934)が動兆。
