【寄り付き概況】
12日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比146円95銭高の3万2412円12銭。
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。今週13日に予定される米CPIの発表や、13~14日に行われるFOMCを前に積極的に上値を買い進む動きは見られなかった。しかし、下値では押し目買い需要が活発で上値指向を続けている。
東京株式市場では前週末に日経平均株価が先物主導で600円以上の上昇をみせたが、きょうは上値が重い展開も想定される。日米欧で中銀の金融政策会合が行われることで、この結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせる背景となりやすいだろう。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、6日に付けた年初来高値を上回る場面がある。
個別では、エーザイが買われている。第一三共や中外薬の上昇も目立つ。エムスリーやニデックも高い。
一方、商船三井や郵船など海運株は下落している。
