【寄り付き概況】
14日で日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比164円57銭高の2万8321円54銭。
前日の米株式市場は、NYダウが383ドル高と反発し、ナスダック指数も上昇した。米3月卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回り、米利上げの早期停止観測が浮上した。米国市場の上昇を受け、東京市場も値を上げてスタートした。
前日の取引終了後に2023年8月期(今期)通期の業績予想(国際会計基準)を上方修正したファストリは大幅高となっている。同社株は指数寄与度が大きく、1銘柄で日経平均を200円超押し上げる場面があった。
株価指数オプションとミニ日経平均先物4月物の特別清算指数(SQ)の算出を迎えた。QUICK試算のSQ値は2万8519円43銭だった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がりは小売り、その他金融、化学、精密など。値下がりはゴム製品など。
個別では、楽天グループやセブン&アイ、資生堂、TOTOの上昇が目立つ。一方、東宝は大幅安。ニコンやエプソン、横浜ゴムも下落している。
