続伸スタート、米株高と円安で

【寄り付き概況】

29日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比110円58銭高の3万2280円57銭。

前日は欧州株市場がほぼ全面高だったほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも上昇基調を維持した。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演を通過して、足もと不透明要因が後退したこともありリスクを取る動きが優勢となっている。

東京株式市場でもこれを受けて幅広い銘柄に買い戻しの動きが継続、日経平均は3万2000円台前半での強調展開が見込まれる。米国株市場で半導体関連株が堅調だったことは追い風材料となっている。
また、前日は米長期金利が低下したにもかかわらず、外国為替市場で円安水準が維持されていることも株価の下支え材料となる。

東京電力福島第1原子力発電所にたまった処理水の海洋放出を巡り、中国で抗議や嫌がらせが相次いでいると報じられたことを受けて前日に下げた資生堂や三越伊勢丹などのインバウンド(訪日外国人)関連銘柄には、買い戻しが入っている。

東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まった。

個別では、ダイキンや東エレクが高い。日立建機、三井不が買われた。一方、アドテストやスクリンが安い。三菱商や富士通も売られた。

 

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