【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比224円51銭高の2万7302円99銭。上げ幅は一時300円を超えた。
前日の米国株市場では景気敏感株を中心に幅広く買いが続き、NYダウなど主要株価指数が揃って上値追い基調を継続した。ただ、ハイテク株など上値では戻り売り圧力も意識され始め、ナスダック総合株価指数の上げ幅は限定的だった。
東京株式市場でも2万7000円台前半では戻り売り圧力が意識され、上値が押さえられやすい。今週末には1月の米雇用統計の発表を控えており、この結果を見極めたいとの思惑から積極的な買いは手控えられる可能性がある。2万7000円台前半で売り買いを交錯させ、上値の重い展開が予想される。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=114円台の半ば(1日は1ドル=114円93-95銭)、1ユーロ=129円台の前半(同129円47-51銭)で取引されている。
セクター別では、空運業、証券商品先物、ゴム製品、鉄鋼、輸送用機器などが値上がり率上位、海運業、水産・農林業、電気・ガス業、鉱業、繊維製品などが値下がり率上位に並んでいる。
東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、トヨタ、デンソー、東エレク、三菱UFJ、日本郵政、日立、ホンダ、ファナック、資生堂、三井物産、TDK、シマノなどが上昇。 他方、村田製、コニカミノルタ、キヤノン、任天堂、商船三井、川崎汽船、NTT、7&iHDなどが下落している。
