続伸スタート、米株高で買い優勢

【寄り付き概況】

 
17日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比98円56銭高の2万9906円68銭だった。
主力ハイテク株をはじめ広範囲に買いを引き寄せる形で全体相場の上値指向が継続している。前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が揃って上昇。発表された10月の米小売売上高が事前の市場コンセンサスを上回ったことで消費回復が順調に進んでいるとの見方が広がり強気優勢の地合いとなった。
 
東京株式市場では、前日まで日経平均が4日続伸と上値追いが続いていることから目先利益確定の動きも想定されるが、足もと外国為替市場で1ドル=114円台後半まで急速に円安が進んでいることは、輸出採算の改善期待からハイテクセクターにはポジティブ材料となる。企業の決算発表を通過したことで、好決算銘柄中心の物色からテーマ買いの動きへと投資対象の幅も広がりそうだ。
 
業種別では、INPEX、石油資源などの鉱業株、オリンパス、HOYAなどの精密機器株が上昇。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も高い。ソニーG、キーエンスなどの電機株や、郵船、商船三井などの海運株も上げている。

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