【寄り付き概況】
19日午前の日経平均株価は、前営業日比69円03銭高の2万7225円17銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、0.02ポイント安の1901.42で始まった。
前日の欧米株がほぼ全面高となるなど、世界的に買い戻し優勢の地合いが続いており、東京株式市場でもリスクオンの流れに乗りやすい局面にある。
前日の米国株市場では米企業の決算発表が本格化するなか、企業業績に対する過度な不安が後退しNYダウが300ドルあまりの上昇で続伸歩調を維持した。日米金利差拡大を背景に外国為替市場では円安基調が続いていることもあって、東京市場には追い風が吹いている。
一方、日経平均が2万7000円台に入ると戻り待ちの売りも観測され、目先は短期筋の利益確定の動きと合わせ上値の重さも意識されているもようだ。
インフレ抑制に向けた世界的な金融引き締めが景気の足を引っ張るとの懸念が根強く、18日の米原油先物相場は需要鈍化を警戒して大幅に下落した。INPEXや石油資源など原油関連株の一角には売りが優勢となっている。
個別では、日産自やSUBARUが上昇している。セブン&アイやエムスリーも買われている。半面、郵船や川崎汽の海運が安い。TDKや村田製も下げている。
