【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比339円90銭高の3万1864円12銭。
日経平均は約33年ぶりに3万2000円台を目指す動きとなっている。
2日のNYダウ工業株30種平均が701ドル上昇し、上げ幅は今年最大となった。
米債務上限問題についての懸念が解消したほか、発表された5月の米雇用統計発表を受けインフレ懸念が和らぎ、次回FOMCで利上げが見送られるとの見方が買いを加速させた。東京株式市場でも足もとでリスクオンの流れが一段と強まっている。
日本時間5日午前の外国為替市場では円相場は1ドル=140円台前半と、円安・ドル高が進んでいる。輸出採算の改善期待から、自動車や機械などの輸出関連株には買いが先行している。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」が4日、協調減産を延長すると決めたのを受け、日本時間5日の原油先物相場が大幅上昇している。INPEXなど石油関連株に買いが入っている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が上昇している。トヨタも高い。一方、東エレクなど半導体関連銘柄の一角が下落している。ニデックもさえない。
