【寄り付き概況】
12日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比184円43銭高の3万2120円94銭。その後上げ幅は200円を超えた。
前日の米国株市場はNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも4日続伸と上値追い基調を継続した。朝方発表された9月の米生産者物価指数(PPI)は事前予想を上回ったものの、前月から伸びが減速したことを背景に米長期金利が低下、これが好感される形となった。
東京株式市場でもこれを引き継ぎリスク選好の地合いとなっている。半導体関連を中心に、主力株はほぼ全面高の展開となっている。
ただ、日本時間今晩に9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から上値を積極的に買う動きも見込みにくい。上げ一巡後は米株価指数先物の値動きなどに左右される可能性があるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、日経平均への寄与度が高い東エレクやファストリが高い。トヨタやソニーGも買われている。一方、NTTやINPEXは下げている。
