【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比248円23銭高の2万8705円91銭で、18日に付けた年初来高値(2万8658円)を上回っている。
前日の米株式市場は、NYダウが524ドル高と3日ぶりに急反発。前の日に決算を発表したメタ・プラットフォームズ<META>の株価が約14%高と急伸。これを受け、ハイテク株などが買われた。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。また、為替は1ドル=133円70銭前後と前日夕方に比べ横ばい圏で推移している。
主要企業の2023年3月期決算発表を受けた反応は、現時点で強弱まちまちとなっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、全業種が高く、値上がり上位は空運、不動産、倉庫、紙パ、建設、機械など。
個別では、米ハイテク株に出資するソフトバンクグループ(SBG)には買いが優勢となっている。ファストリや東エレクが高い。トヨタ、日産自も買われている。
一方、前日に2024年3月期(今期)減益の見通しを発表した日立は売りが先行している。信越化、キーエンスも安い。
