【寄り付き概況】
31日の日経平均株価は、前日比112円27銭高の2万1569円56銭と続伸してスタートした。
前日のNYダウが400ドル超の上昇をみせたほか、ナスダック指数も100ポイントを超える上げ足でリスク選好ムードが強い。
東京株式市場では前日に4日ぶりに急反発して目先底入れの動きをみせたが、きょうも米株高を受け買い優勢の流れが継続している。
米中貿易摩擦に対する懸念がやや後退しており、投資家のセンチメントが改善、外国為替市場では1ドル=113円台までドル高・円安が進行しており、企業の決算発表が本格化するなか主力株中心に追い風となっている。
ただ、買い一巡後は目先の利益確定を急ぐ動きが出る可能性があり、取引時間中は中国・上海株市場の動向にも注目が集まりそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、33業種が高く、値上がり上位に精密機器、保険、紙パルプ、電気機器、空運など。
個別では、ソフトバンクG、リクルートHDが値を上げ、三菱UFJ、日本郵政は小幅高。ホンダが上伸し、トヨタ、東エレク、ファナック、キーエンス、ローム、村田製、丸紅が買われ、ソニーは急伸。コマツ、東海カは大幅高となっている。
半面、任天堂、ユニー・ファミマが下押し、ファーストリテは弱含み。東京ガス、日ハムは安い。キヤノンが値を下げ、JXTGはさえない。
225先物は、野村・GS・三菱・日興・SBIが買い越し。
ソジェン・アムロ・JP・大和・メリルが売り越し。
TOPIX先物はメリル・みすほ・SBI・ナティクス・アムロが買い越し。
バークレイズ・GS・野村・クレディが売り越し。
テクニカル的には、ローソン(2651)、ネクステージ(3186)、
メディカルシス(4350)、リソー教育(4714)、幸楽苑(7554)、
正栄食(8079)、オオバ(9765)が動兆。
