続伸スタート、米ハイテク株高や円安で

【寄り付き概況】

29日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比112円85銭高の3万3306円84銭。

前日の欧州株市場は全面高様相となったが、米国株市場ではパウエルFRB議長のECB金融フォーラムでのタカ派的発言を受けて、FRBの金融引き締め姿勢に対する警戒感が重荷となりNYダウは終始軟調な展開だった。

ただ、ナスダック総合株価指数は続伸していることで、これを受け東京株式市場でも日経平均が強含みで始まった。日経平均は前日に5日ぶりに反発したが、先物買いが主導し取引終盤に上げ足を加速しており、やや行き過ぎに買われた分の反動が出やすい面もある。

29日午前の外国為替市場では円相場が1ドル=144円台前半まで円安・ドル高が進んでいる。28日のニューヨーク市場では144円62銭と、2022年11月以来の円安・ドル高水準を付ける場面があった。輸出採算が改善するとの期待も機械など輸出関連株の買いを誘っている。

東証株価指数(TOPIX)も続伸で始まり、16日に付けた年初来高値(2300.36)を上回って推移している。

個別では、オリンパスや富士通、住友電が上昇している。第一三共やテルモも高い。一方、JTやAGC、キリンHDは下落している。

 

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