【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前週末比256円74銭高の3万9839円82銭。上げ幅は一時300円を超えた。
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに軟調だったが、ダウは構成銘柄のナイキ<NKE>の急落によって押し下げられたもので、この影響を除けば実質プラス圏での着地だった。
東京株式市場ではここ海外投資家の資金還流が観測され、前週は週間で日経平均が約1000円の上昇をみせたが、引き続き先物主導で買い戻し圧力が強い。ここ外国為替市場で円安基調にあることが追い風材料。ただ、上値は目先筋の利益確定売りで重い可能性がある。買い一巡後の動きが注目されるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まり、3月22日に付けた年初来高値(2813.22)を上回って推移している。
個別では、Jフロントや高島屋などの百貨店株が上昇したほか、菱地所や住友不などの不動産株も買われた。一方、住友ファーマや中外薬が下落した。レーザーテクやサイバーが売られた。
