続伸スタート、欧州株高が支え

【寄り付き概況】

7日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比224円03銭高の2万9883円92銭。
前日の米国株市場がレーバーデーに伴う休場で手掛かり材料難も意識されるところだが、欧州の主要株市場が全面高となったことがポジティブ材料となっている。前週から東京株式市場はリスクオン一色の展開が続いており、前日まで6連騰で計2000円あまりの大幅上昇を示しているだけに、スピード警戒感からの利益確定売りも予想される場面だ。
 
ただ、足もとでは今週末のメジャーSQ算出を控え、売り方のショートポジション解消の動きが引き続き相場に浮揚力を与えている。自民党新総裁に対する期待感と新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化していることを追い風になっている。
 
午前9時17分には、同361円78銭高の3万21円67銭を付け、取引時間中としては4月9日以来、約5カ月ぶりに3万円を回復した。

東京都では6日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者が7月19日以来の1000人割れとなった。国内で新規感染者数の下落傾向が目立っていることも投資家心理の支えになっているようだ。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
 
個別では、トヨタが1万円台を回復。JAL、ANA、極洋、マルハニチロ、レノバが上昇している。日経平均構成銘柄への10月からの採用が発表されたキーエンスと村田製、任天堂が高い。一方、AGCと商船三井、オリンパスは下落している。

 

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