続伸スタート、半導体の一角に買い

【寄り付き概況】

 

9日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比149円91銭高の3万9496円95銭。
 
前日の欧州株市場はほぼ全面高商状だったが、米国株市場では主要株価指数が方向性の定まらない展開となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも前の日の終値近辺で引けている。
 
あすの米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、売り買いともに一方向にポジションを傾けにくい状況にあるが、東京株式市場でも米株市場を引き継いで方向感が見えにくい地合いが想定される。ただ、外国為替市場で1ドル=152円台を視野に入れる円安基調が続いていることは、主力ハイテク株などに追い風となり全体相場を支える背景となりやすいだろう。
 
半導体関連の設備投資への期待から東エレクやスクリンなどに買いが入って日経平均を押し上げている。
 
一方、ダウ工業株30種平均は11ドル(0.02%)安の3万8892ドルで終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利下げの時期が遠のくとの観測が重荷となった。東京市場でも積極的に上値を追う動きは限られる。
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
 
個別では、トヨタや信越化、ファナック、三井物が上昇している。一方、ニトリHDやテルモ、コマツは下落している。
 

 

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