【寄り付き概況】
21日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比71円90銭高の2万2789円38銭。寄り付きから主力株をはじめ広範囲にリスク選好の流れとなっている。
英製薬大手アストラゼネカなどによる新型コロナウイルスのワクチン開発の進展が伝わるなか、投資家心理がやや上向き買いが先行している。
前日の米国株市場ではナスダック総合指数が260ポイントを超える上昇をみせ史上最高値を更新した。また、インテルやエヌビディア、アプライドマテリアルズなど半導体関連株が軒並み高く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も終値で初めて2100を上回り最高値圏に浮上、これを受けて東京株式市場でも半導体関連株などに物色の矛先が向きやすくなっている。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感も根強いが、これはワクチン開発期待との綱引きとなっている。東京市場では企業の決算発表本格化を控え上値を積極的に買いにくい面もあり、買い一巡後の動きが注目される。
個別では、任天堂、ファーストリテも堅調。東エレク、アドバンテス、信越化、スクリンの半導体関連株や村田製、TDK、京セラ、日本電産、キーエンスの電子部品株が買われ、ソニー、トヨタ、ソフトバンクGも値を上げている。また、武田、アステラス薬、第一三共やNEC、富士通、日立も上伸している。
半面、日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機、三菱UFJ、三井住友、みずほFGが売られ、ENEOS、出光興産、コスモエネルギの石油関連株、三菱商、住友商、伊藤忠の商社株も値を消している。このほか、ダイキン、ファミリーマート、7&iHDも軟調に推移している。
テクニカル的には大豊建(1822)、ナカノフドー(1827)、日空調(1952)、大気社(1979)、日比谷(1982)、パソナ(2168)、不二家(2211)、NSSOL(2327)、コア(2359)、不二油(2607)、フージャース(3284)、トーモク(3946)、エイトレッド(3969)、サカタインク(4633)、アルファシス(4719)、高純度(4973)、日農薬(4997)、EG(6050)、DMG森(6141)、富士ダイス(6167)、平田機工(6258)、レオン自(6272)、大崎電(6644)、NEC(6701)、ヨコオ(6800)、日光電(6849)、ウシオ(6925)、日東電(6988)、KOA(6999)、サノヤス(7022)、関西み(7321)、アドヴァン(7463)、エコス(7520)、タカショー(7590)、理計器(7734)、パラマウント(7817)、ニホンフラッシュ(7820)、小松ウォ(7949)、タカラスタ(7981)、佐藤商(8065)、岩谷産(8088)、エネクス(8133)、新光商事(8065、三益半(8155)、三谷産(8285)、大和(8601)、DTS(9682)、イノテック(9880)が動兆。
人気はJIG-SAW(3914)、パソナ(2168)、モバファク(3912)、窪田薬(4596)、富士ソフト(9749)、MRT(6034)、アレンザ(3546)、ISP(9702)、キャリアリ(6070)、相鉄(9003)、マクアケ(4479)、デンカ(4061)、イーレックス(9517)、テクノホラ(6629)。
