続伸、米株高などを背景に買い優勢スタート

【寄り付き概況】

27日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比147円05銭高の2万2466円66銭で寄り付いた。
 
前日のNYダウが240ドル弱の上昇をみせたこともあってリスク選好ムードで始まった。米国では企業の好調な決算が全体相場押し上げの材料となっているが、東京市場でも企業の好決算に対する評価や期待が買いを呼び込んでいる。
 
外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移と足もとは円安一服局面にあるが、半導体関連などを中心に見直し買いが続きそうだ。また、きょう開催の南北首脳会談で北朝鮮が非核化に前向きな姿勢をみせればマーケット全体にも好影響が見込まれる。
 
午前8時30分に発表された4月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比0.6%上昇と市場予想平均の同0.8%上昇を下回った。一方、午前8時50分に発表された3月の鉱工業生産指数は前月比1.2%上昇と市場予想平均の同0.5%上昇を上回ったが、いずれも発表直後の為替市場での反応はほとんど見られなかった。
 
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に石油、鉱業、不動産、ガラス土石、保険など。
 
個別では、東エレク、ルネサス、信越化が堅調で、トヨタ、SUBARU、コマツ、任天堂、KDDI、NTTドコモが買われ、ファーストリテが強含み。住友不が大幅続伸している。
 
半面、マネックスGが売られ、三井住友、三菱UFJが続落。武田が弱含み、野村が値を下げた。OLCが軟化し、JFE、新日鉄住が値を下げた。キヤノン、ソニー、SMCは売られている。
 
225先物は、ソジェン・GS・JPが買い越し。
日興・メリル・バークレイズ・UBS・モルスタ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・ソジェン・GS・クレディ・大和が買い越し。
みずほ・野村・モルスタ・メリル・アムロが売り越し。
 
テクニカル的には、大成建(1801)、日清粉(2002)、山パン(2212)、丸大(2288)、いちご(2337)、Vコマース(2491)、ハウス食(2810)、マツキヨ(3088)、サンセイラン(3277)、ムゲン(3299)、アドソル(3837)、久光(4530)、日医工(4541)、大塚(4578)、OBC(4733)、東京個別(4745)、長府製(5946)、日東工(6651)、日光電(6849)、シスメックス(6869)、カッパ(7421)、コジマ(7513)、マネ(8698)、ランビジ(8944)、セイノー(9076)、テレ東(9413)、MTI(9438)が動兆。

 

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