【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比144円80銭高の2万8713円82銭だった。
前日の米国株市場ではNYダウが120ドルあまりの上昇で連日の過去最高値更新となったほか、ナスダック総合指数、S&P500指数も揃って最高値に買われた。ワクチン普及を背景とした景気回復期待は根強く、4~6月期の企業決算発表を先取りする買いが優勢で、この流れが東京株式市場にも波及している。
東京株式市場では前日に日経平均が600円を超える上昇を示したこともあって、きょうは上値追いが期待されるなかも上げ幅は限られそうだ。2万8000円台後半は戻り売りニーズが強い価格帯であるほか、新型コロナウイルスのインド型変異株であるデルタ株の感染拡大懸念も根強く、買い一巡後は伸び悩む可能性があるだろう。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=110円台の前半(12日は1ドル=110円04-06銭)、1ユーロ=130円台の後半(同130円70-74銭)で取引されている。
業種別では、INPEX、石油資源などの鉱業株や、第一生命HD、東京海上などの保険株が上昇。クレセゾン、オリックスなどのその他金融株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も高い。郵船、商船三井などの海運株や、中部電力、東ガスなどの電気ガス株も堅調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、日水、マルハニチロなどの水産農林株も上げている。
