続伸、米株高で買い先行

【寄り付き概況】
 
4日の日経平均株価は前日比46円74銭高の2万660円81銭で寄り付いた。
 
米国株市場の上昇基調が続いており、東京市場もそれに追随する格好でリスク選好ムードとなっている。前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が揃って史上最高値を更新、相対的に出遅れている日経平均も上値を指向する展開。
 
ただ、外国為替市場では1ドル=112円80~90銭の推移と円安が一服しているほか、日経平均は前日に200円超の上昇をみせていることで利益確定売りも予想され、上値の重さも意識されそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、24業種前後が高く値上がり上位に保険、鉄鋼、その他金融、小売、不動産など。値下がりで目立つのは石油、鉱業、ゴム製品など。

米9月の新車販売で、自動車大手のGMやフォードをはじめ日産自、トヨタ 、ホンダなどが前年同月比で販売を伸ばした。
 
個別では、任天堂、キーエンスが高く、ソフトバンクG、ファーストリテは堅調。第一生命、東京海上が上げ、三井住友は小幅高となっている。
 
半面、村田製、東エレク、日立、キヤノン、大東建託、日本郵政などが軟調。リクルートHD、花王、JT、アステラス薬もさえない
  
シグマ光機がカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。
シグマ光機は半導体や液晶装置向けにレーザー関連製品を手掛けており岐阜県飛騨市の地下に建設している大型低温重力波望遠鏡「かぐら(KAGRA)」に製品を提供していることから、重力波関連銘柄として投機資金が集中する格好となっている。

225先物はクレディ・日興・シティ・ソジェン・ナティクス・バークレイズが買い越し。
アムロ・メリル・JP・パリバ・GS・HSBC・モルスタ・みずほが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・メリル・クレディ・パリバ・ソジェンが買い越し。
モルスタ・GS・UBS・ドイツが売り越し。
 
外資系等は、コーラ(2579)、シスメックス(6869)、島津(7701)、オークマ(6103)、都競馬(9672)、日写(7915)、アドバンテスト(6857)、武田薬(4502)、ディスコ(6146)、東京エレ(8035)、資生堂(4911)、コーセー(4922)、ポーラ(4927)に注目。
 
 
テクニカル的には、極洋(1301)、プリマ(2281)、アルペン(3028)、ダイトウボウ(3202)、ホギメディ(3593)、IIJ(3774)、マクロミル(3978)、太陽日酸(4091)、ワカモト(4512)、参天(4536)、中国塗(4617)、富士フィルム(4901)、住友理工(5191)、有沢(5208)、太平洋セ(5233)、日立金(5486)、日製鋼(5631)、東邦チ(5727)、JUKI(6440)、THK(6481)、日新電(6641)、EIZO(6737)、アドバンテスト(6857)、山一電(6941)、コンコルディア(7186)、豊田合(7282)、JMS(7702)、パラマウント(7817)、山陽商(8011)、イオンFS(8570)、スターツ(8850)、愛眼(9854)、バイテック(9957)が動兆。

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