続伸、米株の最高値圏が支え

【寄り付き概況】

10日の日経平均株価は前週末比66円99銭高の2万7887円03銭で寄り付いた。
 
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開でNYダウが3日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は小幅ながら反発した。前週末6日に発表された7月の米雇用統計は事前の市場コンセンサスを上回る好調な内容だったが、米10年債利回りの上昇などに反映され、FRBによる量的緩和縮小が早まるのではないかという思惑も誘発しやすい。
 
3連休明けとなった東京株式市場では相対的な出遅れ感から買い先行で始まったが、国内の新型コロナウイルス感染者数が7日連続で1万人を超えるなど依然として猛威を振るっており、経済活動の正常化が送れるとの見方が日経平均の重荷となる。
 
一方、企業の決算発表は想定以上に好調なものが目立ち、好決算銘柄を中心とした個別株物色の動きが全体相場を支えそうだ。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=110円台の前半(前週末6日は1ドル=109円71-72銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円72-76銭)で取引されている。

 

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