【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比107円93銭高の2万3420円07銭。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が退院したのをきっかけに米政治の混乱に対する警戒が和らぎ、投資家心理を支えている。
前日の米株式相場の上昇も買い安心感につながった。ソフトバンクグループ(SBG)が買い先行で始まった。
原油市況の上昇やドル・円相場が円安傾向に傾いていることもポジティブ材料となり、東京市場でも総じて上値指向の銘柄が多い。ただ、日経平均は前日に米株価指数先物を横目に米株高を先取りしていた部分もあり、上げ幅は限定的となりやすい。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=105円台の半ば(5日終値は1ドル=105円60-61銭)、1ユーロ=124円台の半ば(同123円89-94銭)で取引されている。
個別ではトヨタ、ソフトバンクG、東エレクが高く、ファナック、TDK、三井住友は買われている。半面、ソニー、ダイキン、JPXが軟調となった。
