続伸、米ハイテク株高を受け

【寄り付き概況】

15日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比94円23銭高の2万9256円03銭。前日のナスダック総合株価指数が過去最高値を更新した。米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向き、日本株にも買いが先行している。
 
きょうから16日までの日程で行われるFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑から、持ち高を一方向に高めにくい地合いとなっている。前日の米国株市場では金融株が売りに押される一方、ハイテクセクターは買いが優勢でNYダウとナスダック総合指数は高安まちまちとなった。ただ、ナスダック総合指数が過去最高値を更新したことはポイントで、東京株式市場にとってもドル・円相場の円安進行と合わせポジティブ材料となる。FOMCを控えポジション調整の売り圧力も拭えず、日経平均の上げ幅は限られそうだが、中小型株の物色意欲は継続しそうだ。
 
セクター別では、精密機器、不動産業、電気機器、機械、金属製品などが値上がり率上位、海運業、鉄鋼、空運業、その他製品、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。
 
東証1部の売買代金上位では、東エレク、ソニーG、キーエンス、武田薬、三井ハイテック、ファナック、クボタ、SMC、村田製、SUMCO、テルモ、JR西などが上昇している。
一方、ソフトバンクG、任天堂、エムスリー、マネックスG、JAL、日本製鉄、神戸物産、東芝、三菱商事などが下落している。

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