[概況]
NY市場に入り発表された4月S&Pケースシラー住宅価格と其の後発表された6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数は共に予想を下回ったがNY株式市場は反発して始まり、米国債利回りも上昇するとドルは買われて一段高となった。
ドルは110円に乗せたあとは揉み合いとなったが、NY株式市場が上値を伸ばすとドルも買われて終盤に当日高値110.205円まで上昇し、最後も前日比+28.5銭高の110.035円と110円台を回復して引けた。
一方ユーロは対ドルで売られた事などに対円でも売られ、最後は-26.5銭の128.170円と値下がりし、それ以外の主要通貨も高安マチマチな動きで引けた。ドルは109円台では買われるものの、110円台後半になると貿易摩擦に対する警戒感などに売られ易くなる相場が続いているが、株と同様に利上げを続ける(ドル買い)好調な米経済と解決にはまだ時間が掛かりそうな貿易摩擦(ドル売り)とのせめぎ合いで、まだしばらくは揉み合い継続か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
