[概況]
NY市場で発表された6月個人所得は予想を下回り、6月個人支出は予想通り、6月PCEデフレータは予想を上回るなどマチマチだったが、7月自動車販売で米メーカーの減少幅が予想以上だった為にドルは売られ、NY市場序盤に当日安値109.900円まで急落した。
ユーロも当日安値まで下げたが、6月建設支出は予想を下回る一方、7月ISM製造業景況指数はほぼ予想通りとなるなどマチマチとなる中、NY株式市場が上昇で始まった事もあってドルは急速に値を戻し、NY市場引け間際には110.400円まで反発した。
最後も前日比+15.5銭高の110.395円と110円台を回復して引け、ユーロも安値のあとは値を戻したが、最後は-29銭の130.280円と反落した。
NYダウが5営業日連続で史上最高値を更新するなど株価の上昇もあってドルは下値では買いが入るが、インフレ進行(利上げ要因)が鈍化しているせいで、ドル買いも進まない状況となっており、週末まではこんな感じの揉み合い継続か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
