米経済指標は概ね良好で、FOMCも無難に通過してドルは114円台に乗せて引ける

[概況]

NY市場で発表された10月ADP雇用者数は予想を上回ってドルはNY市場序盤に当日高値114.295円まで上昇し、其の後発表された9月建設支出も予想を上回ったが、10月ISM製造業景況指数は予想を下回ってドルは急落し、114円を割り込んだ。

其の後は114円を挟んで揉み合いとなり、終盤に出されたFOMC声明で乱高下すると、欧米市場安値113.735円まで下げたが、声明では「段階的な利上げが正当化される経済を予想」などと、市場の12月利上げ予測を裏付ける内容だった事もあってドルは直ぐに買い戻された。

そして114円台を回復すると最後は前日比+53銭高の114.160円と114円台に乗せて引け、ドル高に連れてトルコリラ以外の主要通貨も上昇して引けた。

またNZドルは第3四半期雇用統計の予想を上回る結果に一段高で始まり、+77銭高の78.59円で引ける上昇となった。明日の雇用統計の結果にも因るが、ドルは押し目買いで良いのではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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