米経済指標はマチマチで、NY株価の上昇にドルも買われる

[概況]

米中貿易摩擦を警戒して欧州株式市場は下落で始まり、ドル(105.980円)やユーロ(130.230円)は欧州時間に当日安値まで下落した。
 
しかしNY市場に入り発表された3月ADP雇用者数は予想を上回ってドルは買われ、続いて発表された3月ISM非製造業景況指数と2月耐久財受注は予想を下回ったが、下落で始まったNY株式市場が上昇に転じた事などにドルも買われた。
 
ドルは序盤のうちに106円半ばを超え、ダウが終盤にプラスを回復するとドルも一段高となって引け間際に当日高値106.865円まで上昇し、最後も前日比+18.5銭高の106.795円と高値付近で引けた。NY株式市場の上昇にドルも買われたが、米中貿易摩擦は解決した訳ではなく、それがドルの上値の重さに表れている感じがする。
 
106円割れでは買われるものの、106円後半では上値が重くなって、なかなか107円に乗せる事が出来ず、まだしばらくは揉み合いが続きそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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