米経済指標はマチマチで、ドルは月末を前に調整の売りに下げる

[概況]

東京時間から緩やかに下げていたドルはNY市場で発表された米経済指標(9月個人支出及び個人所得)には反応薄で、特段の材料が無い中、米国債利回りの低下やNY株式市場の下げなどにドルは113円台半ばを割り込んだ。

其の後もトランプ大統領が推進する税制改革の目玉となる法人税減税について、下院が段階的に導入する事を検討していると報道された事を受けてドルは売られ、NY株式市場も下落した。

ドルはNY市場中盤に当日安値113.020円まで下げたが113円は割れず、其の後報道官が「大統領は自身の方針を明確にしており、其の中に段階的な法人税率引き下げは含まれない」と述べた事もあってドルは下げ止まりから揉み合いとなり、最後は前週末比-51.5銭の113.170円と続落して引けた。

月末を前に買いが控えられる中でドルは売り材料に反応した感じの下げとなったが113円台を維持しており、揉み合いの範囲と見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

株ちゃんofficial xはこちら!
目次