[概況]
NY市場で発表された7月個人所得は予想を上回り、個人支出は予想を下回ったが新規失業保険申請件数は予想より減少するなどマチマチで、7月PCEデフレータが前年比で低下(結果は予想通り)した事に反応してドルは売られた。
其の後発表された8月シカゴ購買部協会景気指数は予想を上回るなど、米経済指標は概ね良好な内容だったが、インフレ指標の低下に利上げ期待が後退してドルは売られ、NY市場序盤にそれまでの安値を下抜いた。
更にムニューシン米財務長官が「ドル安は米貿易にとって若干良い」と発言した事に反応して中盤にドルは110円も割り込み、終盤に当日安値109.870円まで下落した。
其の後一旦は110円を回復する場面もあったが、最後は前日比-32.5銭の109.970円と110円を割れて引け、ユーロも下げたが対ドルでは買われて1.19ドル台を回復した。
やはり本日の米雇用統計を控えた揉み合い継続という感じで、発表までは様子見か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
