30日午前ので日経平均株価は反発した。午前終値は前日比106円18銭高の1万9468円73銭だった。
きょう前場は、リスクオフの巻き戻しが入り、前日に地政学的リスクで下げた分を取り戻す形で日経平均は反発した。
北朝鮮情勢を巡り「米国と軍事衝突に至らない」との見方から、29日の米国株が上昇した。為替の円高一服もあり、日本株には買い戻しが入った。
外国為替市場で円相場が1ドル=110円近くまで下落する場面があり、輸出採算の改善を期待する投資家の買いが入った。
午前終値時点の東証1部の売買代金は概算で8699億円、売買高は6億8923万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1049、値下がりは824、変わらずは150だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。
個別では、2018年3月期の営業利益が上振れするとの観測で日立が買われた。旭化成や富士フイルム、花王、菱地所が買われた。第一三共やファストリは小幅高だった。
ソニーがしっかり、トヨタ自動車も堅調。大平洋金属<5541>が物色人気となり、サニックスも値を飛ばした。ダンロップスポーツが急伸、大阪ソーダ、愛眼、東洋ゴム工業なども上昇した。
半面、関西電や資生堂は安い。コンコルディやMS&AD、住友電、住友鉱が下落した。
KLabは売買代金トップで株価は急落、ダイフクも大きく値を下げた。
東証2部株価指数は前日比32.48ポイント安の6567.38ポイントと続落した。値上がり銘柄数は220、値下がり銘柄数は187となった。
個別では郷鉄工所、象印マホービンが年初来安値を更新。エンビプロ・ホールディングス、アジア航測、黒田精工、テクノスマートが売られた。
一方、プレミアムウォーターホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。田辺工業、サンテック、スリープログループ、まんだらけなど37銘柄は年初来高値を更新。ファステップス、富士通コンポーネント、CKサンエツ、中本パックスが買われた。
