米株安、円高など背景に売り先行でスタート

【寄り付き概況】

26日の日経平均株価は反落して始まった。前日の終値と比べ48円32銭安の2万349円26銭で取引を始めた。
北朝鮮を巡る地政学リスクを警戒した売りが優勢となっている。25日の米国株が下落し、投資家心理が悪化した。
 
ただし、きょうは3月決算企業の中間期および9月決算企業の権利付き最終売買日にあたり、権利取り狙いの駆け込み買いが想定されるなか下値抵抗力を発揮するとの見方もある。
外国為替市場で円相場は1ドル=111円台後半と強含み、輸出関連株に売りが出た。村田製や日電産、ソニーなどが下落している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種前後が高く、値上がり上位に鉱業、石油、空運、ガラス土石、陸運など。値下がりで目立つのは電気機器、倉庫、その他製品、機械、その他金融など
 
個別では、三井住友、東京海上、菱地所は反落している。ソフトバンクG、任天堂が売られ、アサヒ、花王はさえない。ソニー、東エレク、村田製、ファナック、日本電産、ブリヂストンなどが下げている。
半面、トヨタが小高く、HOYA、JFE、JXTGがしっかりで、国際帝石は買われている。JAL、日本郵政は底堅い。NTT、武田、ファーストリテも上昇している。
 
中小型株など、個人主体の銘柄については一気に利食いに傾きやすい面もあり、値動きの荒さには注意する必要がありそうだ。
 
フロイント産業 <6312> が18年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の6億円→10.8億円に80.0%上方修正。従来の15.3%減益予想から一転して52.5%増益を見込み、一気に5期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視されたている。

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