米大統領によるドル高批判にドルは上値の重い展開か

[概況]

先週末20日は米経済指標の発表が無い中て、米大統領が中国とEUによる為替操作を批判して貿易摩擦に対する警戒感が拡がり、NY株式市場は続落(ナスダックは3日続落)して引けた。また大統領はドル高も批判を繰り返した為に19日に113円を付けたドルは20日には111円台前半に落ちる急落となった。
 
経済指標や企業決算は良好で米経済の好調を裏付けているが、大統領が連日ドル高を批判し、FRBの利上げを懸念する様だとドルはしばらく買いづらい状況になりそうだ。
 
今週の米国は23日(月)6月中古住宅販売件数、24日(火)5月住宅価格指数、25日(水)MBA住宅ローン申請件数、6月新築住宅販売件数、26日(木)新規失業保険申請件数、6月耐久財受注、27日(金)第2四半期GDP速報値、7月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっており、26日(木)にはユーロ圏のECB政策金利が発表される予定であり、今回は金融政策に変更は無い見通しとなっている。
ドルは下値は買いだと見ているが上げたところは利食いしておいたほうが安心の様だ。
 
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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